バッテリ・リフレッシュ&診断ツール

ようやく実用に耐えるようにしたVersaPro VD-Eですが、中古なので気になるのがバッテリの持ち具合です。この機種はNECWindows 10アップグレード対象外なので、Windows 8 64ビットドライバ(VersaPro,VersaPro J)からWindows 8用のバッテリ・リフレッシュ&診断ツールをダウンロードして入れてみました。

 まず最初にバッテリ・リフレッシュ&診断ツールをインストールして立ち上げたところ、「バッテリが接続されていないか、未サポートバッテリです。」と表示され、バッテリのリフレッシュを行うことができませんでした。

ちょっと調べたところ、バッテリ・リフレッシュ&診断ツールのインストールだけでなく、デバイスマネージャーで "ACPI-Compliant Control Method Battery" のドライバを、バッテリ・リフレッシュ&診断ツールに含まれているものと入れ替える必要がありました。

よし、ようやくこれでバッテリ・リフレッシュを行うことができると思い、実行してみました。しかしバッテリ残量が0に近くなったところで、スリープやシャットダウンしてしまいました。再度立ち上げてみると、「途中でユーザー操作によるスリープ/休止状態となったために診断が完了しませんでした」と表示されてバッテリのリフレッシュが失敗していました。

これも対処方法を調べてみるとWindows 8での対処例として、現在使っている電源プランについて、[詳細な電源設定の変更]で電源オプションダイアログを表示し、[バッテリ] - [バッテリ切れの動作] - [バッテリ駆動]の設定を [何もしない] に変更すれば良いらしいことが分かりました。しかし当該項目は [何もしない] を選択することができませんでした。

これはもうどうしようもないかな、と思ったのですが、この状態で放置して使用していると、定期的に「長期間バッテリリフレッシュが行われていません」というトーストが現れて邪魔をします。

そのためさらに調べたところ、Windows 10アップグレード対象機種用にはバッテリ・リフレッシュ&診断ツールのアップデートモジュールが提供されていることを知りました。ダメ元でこのアップデートモジュールをダウンロードして入れてみたところ、バッテリ・リフレッシュが無事に成功しました。

一応診断結果は「バッテリ性能は良好です。」ということですが、バッテリの使用開始日から5年以上経過しており、フル充電で30分程度しか使えないので、実はかなりへたっていると思っています。